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問題は日常的にあっても新学期開講は順調

スクールホリデーが終わり、六月の初めから新学期が始まっていますね。

そこで、学校に関する話題を一つ。

教育省レオノール・ブリオネス長官によれば2349万人の生徒が全国の公立学校で新学期を迎えたということです。
彼女は「普通が普通でなくなった」と発言しており、教室、施設、教員不足といった問題がフィリピンの公教育部門をしつこく悩ませているという政治グループの主張に反論しました。
「私はたくさんの場所に行って来ました。施設は既に最新の状態になっていますし、教室不足に関しては既に追いついています。」と、ブリオネス氏はケソン市ナショナル高校の訪問時に述べました。
更に「関係者の努力により、本日学生全員が確実にきちんと入学し初日の授業に出られるようになりました。」と彼女は加えました。
教育庁へスース・マテオ次官曰く、4万校以上のフィリピンの公立学校での新学期開始は概ね順調だったといいます。リハーサルのおかげで円滑に新学期を迎えることができ、発生した問題は些細だったといいます。
また合計4600人の警官と4300人の増強要員がマニラ首都圏内の学校を守るために新学期開講中に配備されました。
国家首都警察ギエルモ・エレアザール警視正は首都圏にある5つの警察管轄区域から報告された重大犯罪はなかったと述べました。
「今のところ順調です。国家首都警察指令センターは新学期開講時において学校の敷地内で発生した重大犯罪の報告を受けませんでした。」とエレアザール氏はインタビュー時に答えました。


超満員の学校
ブリオネス氏は特に人口密度の高い地域では未だに過密問題があると認めました。
「主にマニラ首都圏で不足しています。」彼女は続けて「それは私たちが教育省で怠けているからではなく、ずっと言い続けているように利用出来るスペースが不足していることが問題です。」と述べました。
教育省ウィルフレド・カブラル首都圏支配人曰く、マニラ首都圏内にある80%の学校では生徒を教室に収容するために未だに2交代制を実施せざるを得ないということです。
ブリオネス氏が言うには、限られたスペースを最大限に利用するための大規模校舎建築を含め、施設不足問題に対して多数の解決策を実行しているということです。
マテオ氏曰く、地質検査や既存建築物の取り壊し作業が必要だった為工事に遅れが出たということです。
「私たちは大災害を考慮して建設仕様書も変更しました。」と彼は加え、大型台風や地震に耐えられる新しい校舎のデザインについて言及しました。
教育省アナリン・セルヴィア次官は新たに85000室の教室が今年中に完成すると述べました。
それまでは工事の影響を受けている生徒に関しては割り当てられた仮の学習スペースで授業が受けられます。
「約97%の学校は理想的な教師と生徒数の割合に達しています。マニラ首都圏とイスラム教徒ミンダナオ自治地区だけがまだ理想的な割合に達していません。」とセルヴィア氏は加えました。
以前教育省は理想的な教師:生徒の割合は幼稚園が1:30、1年生から3年生が1:35、4年生から12年生が1:40と述べました。
昨年は平均的な割合は小学校と高校が1:31、中学校が1:36だったということです。

時期遅れの入学
公立学校には遅れて入学してくる生徒もいます。
教育省ネポムセーノ・マラルアン次官補曰く今年の初めに早期登録が行われたため、遅れて入学する生徒はそこまでいないだろうと見込んでいます。
「開講時に取り上げられた入学に関する問題がまだ解決していませんが、特に転校生がいる場合これは普通です。」と彼は述べました。
教育省曰く、入学者数は今週末までに安定するだろうということです。
以前の予想に基づくと、今年は2770万人の生徒が全国の公私立学校へ入学すると見込まれています。
2340万人以上は公立学校へ、410万人は私立学校へ入学します。残りの152000人は地元の短大や大学へ入学すると見込まれています。
今年の入学者数は去年の2690万人に比べて多くなると予想されています。
教育省が言うには、代替教育制度などの非公式教育を受けている生徒数を考慮に入れれば更に数が増加するだろうということです。
また、戦争で荒廃したマラウィにある多数の公立学校は授業を再開したということです。

 

 

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