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ボホール島で過ごす24時間

今日はボホール島についてのコラムを御紹介!

 

飛行機でボホール島へ。そのついでにおいしいものを食べよう

ボホール島はマニラから直行便でわずか1時間20分の距離にあります。離陸したらすぐに到着します。 私はエア・アジアがボホール島まで1日3便飛ばしており、機内でおいしい食事を提供してくれると小耳に挟んだので、エア・アジアを選びました。安定したフライトと、親切で気遣いがあり、素晴らしい客室乗務員に満足です。 エア・アジアは先ごろ、新しい機内食メニューを追加しました(フライト前に注文するか、機内で購入することができます)。私はチキンのビコール・エクスプレスを注文しました。程よくクリーミーでかつスパイシーな1品でした。ビコール族の人から、本来、ビコール・エクスプレスには、かなりの量の唐辛子が入っていなければならないと教えてもらったことがあります。その名に恥じないビコール・エクスプレスに出会えてうれしかったです。辛いものが苦手な方には、チキンのカレカレ(フィリピン風シチュー)や新メニューのタプシログ(牛肉の甘辛炒めと焼き飯のセット)もあります。いずれにしても、旅の途中でおいしいものを食べることができるのは素晴らしいことです。

 

ずっと泊まっていたいリゾートホテル

私が宿泊したパングラオ島のアモリタ・リゾート(Amorita Resort)は、タグビララン空港からわずか30分のところにあります。アモリタ・リゾートに到着した瞬間、アロナ・ビーチの息を呑むような景色に圧倒されました。このリゾートホテルは崖の上にあり、階段を降りてすぐのところにあるビーチ全体を一望できるのです。私は設備が整った部屋にチェックインし、マッサージの予定を入れました。

リゾート内にあるシー・ツリー・スパ(Sea Tree Spa)ではさまざまな施術を体験できますが、その中で私は、親指の指圧が売りのドライマッサージを選びました。ものすごくリラックスできます。その後、リゾートホテル内のレストランバー、Tomarへ足を運び、スペイン料理をいただきました。ピンチョス、ガンバからパエリアに至るまで、美食のオンパレードです。個人的に気に入ったものは、イカのフライ「チョピート」です。チュロスを少しつまみながらサングリアを飲んで食事を終えました。Tomarは、子供の頃に兄弟と一緒に楽しんだ、昔ながらのスペイン料理の味を思い起こさせくれました。見慣れた料理であっても、すべてが素晴らしく調理され、特に味付けが最高でした。ここの料理にダメ出しなんてできません。

私は、朝早くのアロナ・ビーチを見たいと考えていました。ありえないくらいにがんばって早起きすることで、その希望は叶えられました。朝早くのビーチに広がる、粉のように細かな白い砂浜は特に素敵です。この時間だと、砂を触ると涼しさを感じ、ビーチにはまだ人がまばらでした。いろいろと思いを巡らせながらビーチをゆっくり散歩した後は、ホテルに戻りプールで泳ぐことにしました。プールで何往復か泳いでわかったのは、たまに運動するのもいいものだなってことです。まぁ、前日にチュロスを食べすぎたから、余計そう感じるのかもしれませんが、それに加えて、素晴らしい眺めがあれば、運動しようという気分が高まりやすくなるのもあります。

 

目と舌で楽しむボホール島

私はボホール島にはこれまで一度も行ったことがなかったので、誰かに案内してもらうのが最善だと考えていました。アモリタ・リゾートでは数多くのパッケージツアーが用意されており、それを通じて最高の体験を味わうこともできます。しかし、私は団体行動が苦手です。その代わり、私はハイヤーでの旅行を楽しむことにしました。7時間で2,600ペソです。私を担当してくれたウィンストンはとても素晴らしい運転手で、彼とツアーの内容を話し合って決めることができました。最初の目的地は、アモリタ・リゾートから1時間半ほど走らせたところにあるチョコレート・ヒルズ (Chocolate Hills)。説明不要、ボホール島へ行ったら必ず立ち寄るべきスポットです。60ペソの入場料を払い、奥歯を噛み締めながら、展望台に続く224段の階段を上りました。自分が明らかに運動不足であると自覚させられました。

息切れなんてしていないふりをしながら、展望台からの眺望を楽しみました。チョコレート・ヒルズは本当に素晴らしいところです。雨季に訪れたので、円錐形の丘は緑に覆われていましたが、夏になると茶色の丘になるそうです。正午前後にはとても暑くなるので、まだ涼しい午前中に行くことができたのはよかったです。カメラをポケットに入れて、最初の5分から10分くらいはその目でこの眺めを楽しんで下さい。写真撮影がぜんぜんうまくない私は、他の旅行客やツアーガイドを参考にして、最高の撮影スポットを見つけることにしました。親切なアメリカ人の夫婦が、私のために丘陵を背景にして写真を撮ってくれました。

ボホール島には、観光客が世界最小のメガネザル「ターシャ」と出会うことができる保護区域が2箇所ありますが、ターシャ観察区域 (Tarsier Conservation Area)はチョコレート・ヒルズから近く、チョコレート・ヒルズから降りていく途中にあります。 入場料50ペソを払うと、ターシャを間近で見ることができます。ターシャは本当に小さい動物です。そのため、どこを見たらターシャがいるのか、どの方向へレンズを向けるといいかを教えられるように、ガイドの立ち位置も工夫されています。私は何枚か写真を撮り、インスタのストーリーもアップして、保護区域を後にしました。街中へ戻る途中、車は人工森の中を走ります。ウィンストンが休憩エリアで車を止めてくれたので、何枚か写真を撮ることができました。道路の真ん中に立ってポーズをとると、映える1枚ができあがりますが、車は急に止まれません。車の往来には十分気をつけて、写真を撮ったらすぐに道端へ離れて下さい。

ランチの場所を探す前に、私たちはバクラヨン教会(Immaculate Concepcion Church)に立ち寄り、何枚か写真を撮りに行きました。 400年前に建てられたこの教会は未だに優美さを漂わせていますが、修理された鐘楼が、2013年にボホールを襲った恐ろしい地震を思い起こさせます。ウィンストンは口にはしませんでしたが、ボホールの人々があの地震からここまで復興させたことを誇りに思っているようです。

この教会から数分ほど車を走らせたところにある、地元の大衆食堂(トウロトウロ)”Socorro's”でランチを取ることにしました。私はウィンストンもランチに誘いました。彼がすばらしいガイドだという理由に加えて、私が多くの料理を注文するための口実がほしかったのです。4人前の料理を男一人で注文するなんて、単なる大食漢です。我々は、腸入りの野菜炒め「パクライ」、オックステールスープの「バルバコア」、豚の角煮「ハムバ」と豚肉の炒め物「シシグ」を注文ました。どの料理もおいしかったのですが、その中でもお気に入りはパクライです。牛肉のカルデレータ(ビーフシチュー)を思い浮かべてもらうとわかりやすいかと思いますが、一般的な牛肉の代わりに、レバーと牛の胃袋が入っています。本当においしいです。店の主人が、自宅用のマグロのカマをキッチンに持って入ってきました。その主人が「家庭料理」でも満足だったかと私に尋ねました。シェフでもある私は、それいうのを食べたかったんだよ!と答えました。ご主人によると、Socorro'sの得意とするのは、この町の家々がパーティーや集まりのときに提供するような家庭料理だということです。

心も胃袋も大満足した私は、帰宅の途につきました。そして、ボホール島で充実した24時間を過ごした一方で、私は現実の生活に戻る必要もあるのだと心に刻みました。ボホール島には、きっとまだ多くの素晴らしい場所があるはずです。そこを見つけたら、ターシャみたいに目が飛び出るほどの感動を味わえることでしょう。あと、私はアモリタ・リゾートの朝食ビュッフェで出されたベーコンをもっと食べたいです。

 

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