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24時間でボニファシオ・グローバル・シティの「別の顔」を楽しむ

今日はボニファシオに関するコラムの御紹介です。

 

マニラ首都圏に住んでいる人であれば、ほぼ定期的にボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)へ足を運ぶことでしょう。

今回はショッピングモールや映画館を避けつつ、この地域ならではのグルメや見どころを見つけることにしました。 24時間で、BGCの新たな部分を見て、味わってきました。

 

ホテルと食事

F1ホテル(F1 Hotel)は、32nd Avenue沿いの便利な場所にあり、BGCのアクティビティやグルメはここから徒歩圏内です。私は5階のロビーでチェックしてすぐ、設備が整った部屋へ案内してもらいました。ホテルでの滞在を思う存分楽しむことができる設備が揃っていると嬉しいものですが、私にとっては、快適なベッド、テレビ、過ごしやすい室温があれば十分です。今回泊まった部屋にはそのすべてが揃っていました。さらに部屋の配色も気に入りました。夜ぐっすり寝たいときには、部屋中の全てのカーテンを下げて、暗くて上品な感じにするといいです。

私は最適な時期に宿泊できました。 6月30日まで、F1ホテルはLuzvimindaビュッフェを提供していました。 Angelo Timban、Zhe Jacinto、AJ Reyesといった3人の若手シェフの共演であるこのビュッフェでは、伝統的、現代的双方のフィリピン料理を味わうことができました。一般的なフィリピン料理のビュッフェとは違います。その名の通り、ルソン(Luzon)、ビサヤ(Visayasa)、ミンダナオ(Mindanao)の素晴らしい料理を楽しむことができました。私は特に、鶏肉と隼人瓜のスープ(ティノラ・マノック)のような昔ながらの料理や、牛の骨髄のアボドといった現代料理に注目しました。ソーセージ(Longganisa)、グリル(Paihaw)、魚の干物、チャーハン(Sinangag)など、目の前で作ってくれる場所を用意することで、シェフたちが私のような客のことを念頭に置いていたことは明らかです。

鶏肉とブラックココナッツのマリネ(Piyanggang Manok)や牛すじ肉のシチュー(Bulcachong)などがテーブルにあるのを見て、私の心の片隅にあるミンダナオ魂がうずき出しました。私はミンダナオのお気に入り料理を自分で作ることなく味わうことができたのです。旅行先でたくさん食べるとなると、ホテルのビュッフェは画一的で退屈にならざるを得ないですが、F1ホテルのビュッフェは違います。私の大きな胃も感謝するくらいに楽しむことができました。

 

彫刻像探し

今回、ショッピングモールと映画館には行かないと自分で決めました。その代わりに、私は初めての場所に行った時、どんなアクティビティをしているか考えてみたところ、散歩だとわかりました。ただ、当てもなく歩きまわりたくなかったので、事前に少し調べました。そうしたら、BGCの周辺には有名な彫刻像が6基あることがわかりました。これらを探しに歩くのは健康にも良いのではないかと思いました。6基の彫刻像はそれぞれ異なる彫刻家によって作成されたもので、どれも見応え十分です。

F1ホテルから、32nd Avenue沿いに数分歩くと、左手に有名な彫刻物”Formation”が見えてきます。恥ずかしながら、他の彫刻と同様、私はBGCを車で通るときにこうした彫刻像を見かけたことがあっても、この付近を歩いてみるまで、これらが何かわかりませんでした。数分間写真を撮ってから、32nd Avenueをさらに歩いて3rd Streetとの交差点に向かいました。その左手にあるのが、もうひとつの美しい彫刻物”Supremo”です。

さらに3rd Streetを歩いていくと、マインド・ミュージアム(Mind Museum)に差し掛かります。以前、子供たちをここへ連れて行くと良いと聞いたことがあります。このあたりで右に曲がりバーゴス・サーカス(Burgos Circle)へ向かいました。いつもであれば、この周辺にあるレストランに顔を出すのですが、今回は、彫刻物を見たい欲が勝っていました。 バーゴス・サーカスの"The Tree"もぜひ写真を撮ってほしいくらいに美しい彫刻物です。 3rd Streetに戻り、”Pasasalamat”を見てきました。これは初見でした。

4つの彫刻を見て回ってわかったのは、意外にも息切れすることや汗だくになることはありませんでした。彫刻を見に歩き回るのは、自分のような運動不足気味の人が楽しむには最適のようです。 “Balanghai”と”Kasaysayan Bawat Oras”は、先に取り上げた4つの彫刻から離れていますが、それでも徒歩10-12分ほどのところにあります。

彫刻像探しの散歩は楽しかったです。 6基の彫刻像を探すだけでなく、通り沿いにある多くの建物の側面には絵が描かれており、それを見ていても飽きません。横断歩道がしっかり書かれており、各交差点には信号があるので、子供たちと一緒に歩き回るのにも安全です。 6基すべてを見たら、どれがお気に入りかを比較するのもいいでしょう。私は "Pasasalamat"が気に入りました。

 

野生から生まれる丁寧さ

“Kasaysayan Bawat Oras”から数分のところにあるのがアリヤ・レジデンス(Arya Residences)です。ここで自分へのごほうび(という名目)のランチにしました。ここにあるSavageは、ジョシュ・ボウトウッド(Josh Boutwood)シェフの最新レストランです。他の都市での出店がないこのレストランは、私の好みに合っていて、おいしい食事をいただくことができました。Savageという名前どおり、料理はグリル、炭火焼き、燻製と野性味がありますが、Savageという名前に似合わず、どの料理も美しい盛り付けで出してくれます。

お腹を空かしていた私は、デビルド・エッグ、自家製バターパン、バラマンディのグリルを注文しました。10年以上デビルド・エッグを作ってきたので、たいしたことない料理だと分かっていますが、Savageでは、卵黄にパン粉とちょっとした風味付けが加えられているので、一味違います。素晴らしいオードブルです。

私はサワードウパンには目がないのですが、Savageではサクサクなフラットブレットと共に2種類のサワードウパンを提供してくれます。このパンが実においしかったです。特にターメリックとレーズンのパンがよかったです。焦がしバターとケルプ入りのバターはうま味たっぷりで、パンによく合いました。また、私のような焼き魚好きな人は、バラマンディのグリル焼きを絶対に注文して下さい。新鮮な地元の魚が丁寧に焼かれ、ジューシーさは失われていません。そこにレモン、ルッコラ、オリーブが乗ります。とてもシンプルな料理ですが、ほとんどのシェフがレパートリーに持つ1品でもあります。ジョシュは他のシェフのことを念頭に入れてこの料理をメニューに加えたかどうかは気になるところです。

満腹になり十分休むこともできたので、私はF1ホテルに戻ることにしました。その途中、Caravan Blackに立ち寄りました。BGCにしかないコーヒーショップです。ここもまた私の好みに完全に合っていました。以前から友人たちがここのコーヒーが素晴らしいと言っていたのもわかります。その一方で、私はこの店がどれくらいわがままを聞いてくれるかを試してみました。砂糖なしのアイスレモンティーを作ってくれたのが嬉しくて、かつ感謝しかありません。難しい注文ではないかもしれませんが、驚くことに、マニラにはこの程度のこともできない、あるいはしてくれない店が多いのです。言うまでもなく、スッキリとしていておいしかったです。

ホテルに戻って、私は荷造りをする前に一休みしました。 BGCで過ごす24時間は本当にあっという間で、BGCの「観光客」として、退屈することなく楽しめました。しかし同時に、マニラ首都圏にある他の都市を「別の側面」から見た時に、どれだけの数の観光客向けのアクティビティがあるのかも気になりました。

 

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