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韓国 考 ①

東南アジアに長く居ると、韓国に関する評判は色々なところから訊くことになりますし、一緒に仕事をすることも少なくありません。

その評判を詳述することは今は控えますが、長い間韓国 Watchを続けてきた感想をしばらく書いてみたいと思います。

韓国と言う国に興味を持ったのは、日韓ワールドカップのときだったと思います。

90年代後半まではまだインターネットの影響もそれほど大きくなく、私は韓国と言う国についてほとんど知識を持ち合わせていませんでした。

正直日韓ワールドカップというものにもあまり興味はありませんでしたが、共催国だし同じアジアに属するしということで、韓国を応援するのは当然のものとして普通に韓国の応援もしていました。しかし、その頃から韓国に関する報道が耳に入ってきたのを覚えています。曰く、韓国は日本を応援しておらず、むしろ負けるのを願っている・・・と。

まだ純朴だった私はそれにショックを受け、さらにワールドカップにおける韓国寄りの判定などが続き、驚いた記憶があります。

それと前後して、ヤフーニュースの中に異様に日本に対して厳しい論調を張る記事が多くなってきました。今でこそかなりメジャーになってきましたが、韓国の新聞である朝鮮日報や中央日報の日本語版記事のヤフーニュースでの転載開始です。

当初私はこれが韓国のニュースの日本語訳であるとは気づきませんでした。当時あまり朝鮮日報や中央日報と言う名前を知っている人は少なかったと思います。えらい厳しい記事を書く人だなと思ったくらいでした。しかし、厳しい論調が続くので、興味をもって配信元を辿っていったところ、朝鮮日報・中央日報の日本語版にたどり着いたのです。現在も中央日報日本語版にはコメント欄があり毎日大荒れですが、当時は確か朝鮮日報の日本語版にもコメント欄があったと記憶します。

そこには日本に関する厳しい見方の記事のオンパレード。現在より日本に関する書き方は辛らつだったと思いますよ。

これを発見してから十数年、熱の入れ方はその時々によって変わりますが、今に至るまで両新聞のサイトを見ることは欠かしません。

このようなルートを辿る日本人は少なくないのではないかと思います。そして、この韓国の日本語メディアの韓国に対する見方への影響力は非常に大きいのではないかと思います。

日本の新聞の韓国語版と言うのはあまり聞いたことがありませんが、両新聞は日本語版を出しています。今となってはPVを稼ぐのに非常にいいツールになっているものと思われますが、最初はどういう意図をもって日本語版を作ったのでしょうか。

この両新聞の日本語版によって、アジア民族みな兄弟と言う甘い幻想を打ち砕いてくれたのは感謝していますが、日韓関係にこのメディアが大きくマイナスの影響をもたらしたこともまた事実かと思います。

このときから今まで私の韓国に対する興味は尽きません。

しばらく両新聞の日本語版を眺めていて、あまりの支離滅裂具合に、私はこれは本当に韓国語で書かれたものを正確に日本語に訳しているのか疑問が出てきました。更には、膨大なニュースのなかから日本に関するさらには日本に対する厳しい見方のみを日本語にして転載しているのではないかと言う疑いを持ち始め、韓国語を勉強することにしました。余談ですが、私は住んだ国の言葉はなるべく現地語を学ぶことにしています。英語でもコミュニケーションは取れますが、やはり現地語を話すと色々便利ですし、本音が聞けたり、だまされたりするということが少なくなるからです。

韓国語を勉強し始めてすぐ、日本と言う単語は覚えました。そしてその程度で両新聞の韓国語バージョンサイトに挑戦し、意外と日本という単語は少ないことを発見しました。やはり日本語版は日本に関する記事を中心にピックアップしているのかな。

残念ながら韓国語の勉強はそこで終わり。簡単な言語だと思っておりましたし、実際ハングルの初歩は非常に簡単なものでありましたが、初歩を過ぎると一気に難しくなり、新聞を読みたいという欲望のみでこのハードルを越えるのは難しいのでありました。

それ以来日本語版に戻ってWatchを続けているのです。

気が向けば続きを書きます。