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スリ

マニラについての知識で、治安について注意、というのは十分わかっているつもりでした。しかし、自分の中で治安というと、ホールドアップとか暴力、誘拐、殺人等の身体的被害に限定されており、空き巣とか、スリ、車上荒らしといった金銭的被害については軽視していた気がします。

あるとき、ストリートチルドレンにたかられ、財布を盗まれました。幸い財布は帰ってきたのでカード類に被害はありませんでしたが、現金は消えていました。

すられた直後、本当に悔しくて盗った相手を追いかけてボコボコにしたいと思ったのが本音ですが、色々あってそれも叶わず、泣き寝入りして不機嫌なまま帰宅しました。ちなみに財布は盗まれていい用に用意していたものでしたが、それでも悔しくて腸が煮えくり返りそう。

悲しいことではありますが、子供を見たら泥棒と思え。これが発展途上国における一面の真実だと思います。ネットを徘徊するとフィリピンに限らず、ヨーロッパでもストリートチルドレンによるスリ被害は非常に多く発生しているようです。ストリートチルドレンを見かけたら、興味本位で相手にしたりせず、早めに立ち去ったり近くの商店に逃げ込むなどの対策が必要です。

罪を憎んで人を憎まず。
そんな風にあっさり割り切れれば楽なのですが、そこまで人間が出来ていません。子供だろうが、はした金だろうが憎いものは憎い。盗んだ現金で飲み食いしたりゲームをしたり、更にこれに味を占めて他の日本人からすろうとしているのかな、なんて想像すると憎しみに拍車がかかります。

盗人にも三分の理。それもまたそうなのかもしれません。貧困、病気、教育、親によるDV。しかし、これも盗まれた方の怒りを静める理由にはなりません。

では追いかけてボコボコにすればよかったのか・・・これも相手を怪我させたり、親が潜んでいて銃で襲われる危険性は十分にあります。

ありきたりではありますが、こういう目に遭わないように自衛するしかないのでしょう。
皆様もこの楽しい旅のためにも自衛策、もう一度見直してみてくださいね。

 

 

地球の歩き方 D27 フィリピン 2018-2019

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物語 フィリピンの歴史―「盗まれた楽園」と抵抗の500年 (中公新書)

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